2025年以降、X(旧Twitter)の運用ルールは劇的に変わりました。かつて通用したノウハウは通用せず、多くのユーザーが理由もわからずアカウントを失っています。
私が運営するアカウントも、アルゴリズムの突然の変化により、危うく凍結されかけた経験があります。AIによる監視システム「Grok」が導入され、人間ではなく機械が「不審な動き」を即座に判定するようになったからです。
この記事では、最新のアルゴリズムに基づいた凍結回避の全知識と、万が一の際の解除テクニックを余すことなくお伝えします。正しい知識を武器にすれば、理不尽な凍結からあなたの大切なアカウントを守れます。
2025年以降のX凍結事情|AI監視の全貌
Xの運営方針は、イーロン・マスク氏による改革を経て、完全にAI主導の管理体制へと移行しました。ここでは、現在のアカウント執行がどのような仕組みで行われているのかを解説します。
執行レベルの4段階とそれぞれの深刻度
アカウントへのペナルティは一種類ではありません。状況に応じて4つのレベルがあり、それぞれ対処法が異なります。
| 執行レベル | 状態 | 原因 | 解除難易度 |
|---|---|---|---|
| アカウントロック | 一時的な機能制限 | 不審なログイン、年齢確認 | 低 |
| 一時凍結 | 全機能停止 | 軽微な違反の繰り返し | 中 |
| 永久凍結 | アカウント抹消 | 重大な違反、偽装行為 | 高 |
| シャドウバン | 他者から見えなくなる | スパム挙動、低品質判定 | 低~中 |
これらは独立して発生するだけではありません。軽いシャドウバンを放置して投稿を続けると、AIが「改善の意思なし」と判断し、即座に凍結へとランクアップさせることがあります。
自分の状態を正しく把握することが、復旧への近道です。焦って誤った操作をすれば、取り返しのつかない事態を招きます。
AI「Grok」による行動パターンの解析
現在の監視システムは、投稿内容そのものよりも「行動のパターン」を重視しています。人間には不自然な動きを、AIが瞬時に検知する仕組みです。
具体的には、短時間での大量リポストや数百件単位のフォローなどは、スクリプトによる自動操作とみなされます。たとえ手動で行っていたとしても、AIにとっては「ボット(機械)」と同じ挙動に映ります。
私が検証したところ、投稿内容に問題がなくても、操作のスピードが速すぎるだけでロックがかかりました。プラットフォームの負荷を減らすため、人間離れした動きはすべて排除される傾向にあります。
絶対にやってはいけない|即BAN対象のNG行動
Xでの活動を続けるには、運営が禁止している行為を正確に理解する必要があります。特に「知らなかった」では済まされない危険な行動を紹介します。
非公式ツールとOld TweetDeckの利用
2025年11月に起きた「凍結祭り」の主因は、非公式ツールの利用でした。Xは公式APIを経由しないアクセスを「ハッキング」と同義とみなしています。
特にブラウザ拡張機能で旧デザインのTweetDeckを使えるようにするツールは、一発アウトの対象です。公式が提供するX Pro(旧TweetDeck)や公式アプリ以外からのアクセスは、アカウントの寿命を縮めます。
便利だからといって非公式のプラグインを入れているなら、今すぐ削除するべきです。過去の投稿履歴やフォロワーとの繋がりが一瞬で消えるリスクとは釣り合いません。
インプレッション操作とみなされる行為
プレゼント企画や過度な相互フォローも、現在は危険視されています。これらは「インプレッションの不正操作」として、アルゴリズムが悪質判定を下すからです。
長年続けてきたキャンペーンであっても、新基準ではスパム扱いを受ける事例が多発しています。自然な交流の結果として数字が伸びるのではなく、数字を伸ばすために不自然な行動をとることは避けてください。
新規アカウントに必須のウォーミングアップ
新しく作ったアカウントは、信頼スコアがゼロの状態です。この時期に活発に動くと、すぐに不審なアカウントとしてマークされます。
最初の30日間は「信頼を貯める期間」と割り切りましょう。焦って投稿やフォローを増やすと、スタートラインに立つ前に退場させられます。
最初の1週間は「見ているだけ」に徹する
アカウント作成直後の1週間は、プロフィールを完璧に整えることに集中します。アイコン、ヘッダー、自己紹介を埋め、電話番号認証を済ませることが最優先です。
この期間のアクションは、1日数回のタイムライン閲覧と、1〜2回の「いいね」に留めます。自分はロボットではなく、実在する人間であることをAIに学習させる期間です。
信頼スコアを貯める段階的アクション
2週目以降から、少しずつ活動量を増やしていきます。最初は1日1ツイート、リンクなしのテキストのみから始めます。
外部サイトへの誘導やハッシュタグの多用は、まだ早いです。まずは既存のユーザーとリプライで交流し、相手からの反応をもらうことで、アカウントの「徳」を高めていきます。
シャドウバンの正体と解除方法
投稿しても誰からも反応がない場合、シャドウバンにかかっている疑いがあります。これは通知が来ないため、自分で気づくしかありません。
気づかないうちに消される4つのバン種別
シャドウバンには、検索結果から消えるものや、リプライが見えなくなるものなど、複数の種類があります。
- Search Suggestion Ban|検索候補やユーザー検索に出なくなる
- Search Ban|ハッシュタグ検索の結果に表示されない
- Ghost Ban|リプライが第三者から見えなくなる
- Reply Deboosting|リプライが「さらに表示」の奥に隠される
これらは、低品質なアカウントが他のユーザーの目に触れないようにするための隔離措置です。自分がどの状態にあるかを知るには、専用のチェッカーを使うのが確実です。
拡張機能で「センシティブ判定」を可視化する
シャドウバンの正体は、多くの場合API上の「センシティブフラグ」です。これを可視化するブラウザ拡張機能「Shadowban Scanner」などの導入を強くおすすめします。
このツールを使えば、自分のツイートが「不適切な内容」として処理されているかどうかが一目でわかります。もしセンシティブ判定を受けていたら、メディア設定を見直す必要があります。
設定を変更した後、48時間から72時間ほど放置することで、自動的に解除されるケースが多いです。焦って投稿を続けず、一度休むことが最良の特効薬になります。
凍結解除の裏ワザ|異議申し立ての戦略
万が一アカウントが凍結されても、諦めるのはまだ早いです。正しい手順で異議申し立てを行えば、復活できるチャンスは残されています。
AI審査を突破する「謝罪と論理」の文章術
異議申し立てのフォームには、感情的な訴えや定型文を書いてはいけません。担当者(あるいはAI)が納得する論理的な文章が必要です。
暴言などの明確な違反があった場合は、素直に非を認め、「ルールへの理解不足でした。今後は規約を遵守します」と誓約します。一方で、自動化ツールの使用を誤解された場合は、「私は人間であり、すべての操作を手動で行っています」と強く主張します。
私の友人も、ビジネスでの機会損失や顧客への影響を具体的に説明することで、優先的に解除されました。単なる「解除してください」ではなく、なぜ解除すべきかの理由を提示しましょう。
一度ダメでも諦めない「Baki」現象とは
最初の申し立てが却下されても、そこで終わりではありません。実は、時期を改めて再申請すると、あっさり通ることがあるのです。
これを界隈では「Baki(復活)」現象と呼ぶことがあります。担当者が変わるのか、アルゴリズムの再計算が行われるのかは不明ですが、数週間おきに粘り強く申請を続ける価値はあります。
却下通知が来ても、カレンダーに次の申請日をメモしておきましょう。丁寧な言葉遣いを崩さず、定期的にドアをノックし続けることが、奇跡を呼び込む唯一の方法です。
まとめ|Xで生き残るための最終結論
2025年以降のXは、自由な広場から、厳格なルールで管理される空間へと変貌しました。
私たちがやるべき対策は明確です。公式アプリを利用し、人間らしい自然な交流を心がけ、信頼スコアを積み上げることです。AIは効率や速度を監視しますが、人間味のある「ゆらぎ」や「温かみ」までは完全には理解できません。そこに攻略の糸口があります。
Xは強力な拡散力を持ちますが、いつ消えるかわからない脆い城でもあります。X以外の場所にも顧客との接点を作り、リスクを分散させておくことが、賢い発信者の生存戦略です。

