X(旧Twitter)を、知り合いにバレずにこっそり見たいと思ったことはありませんか。特定の情報を集めたいだけなのに、自分のアカウントが知られるのは避けたいものです。
この記事では、私が実践している、誰にも気づかれずにXを閲覧するための専用アカウント、通称『閲覧垢』の作り方と、安全に運用するための設定術を徹底的に解説します。
バレない閲覧垢作成の絶対原則

アカウント作成は、匿名性の基盤です。私が重視するのは、作成段階で現実の自分と完全に切り離すことです。ここで手を抜くと、後から修正するのは困難です。
閲覧垢専用メールアドレスの選び方
結論として、Gmailの「エイリアス機能」が最強の選択肢です。これは、既存のGmailアドレスに「+(任意の文字列)」を追加するだけで、新しいアドレスとして使える機能です(例|your.email+xview@gmail.com)。
なぜなら、認証メールはメインの受信箱に届き、管理が楽でありながら、X側には別のアドレスとして認識されるからです。
| 手法 | 匿名性 | セキュリティ | 推奨度 |
| Gmailエイリアス | 高 | 高(復旧が容易) | 強く推奨 |
| 新規フリーメール | 高 | 高(管理の手間増) | 推奨 |
| 使い捨てメール | 高 | 非常に低い(復旧不能リスク) | 非推奨 |

登録プロセスで絶対に避けるべき罠
登録プロセスには、匿名性を脅かす重大な罠が2つあります。それは「電話番号での登録」と「連絡先の同期」です。
登録時は、必ず「かわりにメールアドレスで登録する」を選びましょう。電話番号は個人情報と強く結びつくため、閲覧垢には不要です。
最も危険なのが「連絡先の同期」です。もし同期を許可すると、あなたの閲覧垢が、連絡先を知っている友人全員に「おすすめユーザー」として表示されます。これは致命的なミスです。「今はしない」「許可しない」を徹底して選択します。
鉄壁のプライバシー設定術|見つからないための設定
アカウントを作ったら、すぐに設定を要塞化します。デフォルト設定はプライバシーが甘いため、私が行う設定変更は必須作業です。
アカウントを非公開にする「鍵垢」設定
結論は、すぐにアカウントを「非公開(鍵垢)」にすることです。これは、万が一の誤操作から自分を守る保険です。
閲覧垢では投稿しない前提ですが、間違って「いいね」やポストをしてしまっても、鍵垢ならフォロワー以外に内容が公開されません。
設定は簡単です。「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「オーディエンスとタグ付け」で「ポストを非公開にする」をオンにします。
知人に見つかるリスクを断つ「見つけやすさ」設定
これが身バレ防止の最重要設定です。Xは登録されたメールアドレスや電話番号を使い、連絡先を知っている人同士を繋げようとします。
この機能を完全にオフにします。「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「見つけやすさと連絡先」に進みます。
「メールアドレスの照合と通知を許可する」「電話番号の照合と通知を許可する」の2つのチェックを必ず外します。これで、アドレス経由での身バレを防げます。
行動履歴を消す「位置情報」設定
意図せず自宅や職場を公開しないために、位置情報の設定も徹底します。私はアプリとOS(スマホ本体)の両方で設定します。
Xアプリ内の設定は「プライバシーと安全」→「あなたが共有する情報」→「位置情報」で「ポストに位置情報を追加する」をオフにします。
さらにスマホ本体の設定で、Xアプリへの位置情報アクセス権限を「許可しない」にします。これが最も確実な方法です。
安全に閲覧し続けるための高度な使い方

設定が完了しても油断は禁物です。日々の使い方次第で、匿名性は崩れます。ここでは、私が実践している安全な閲覧術を紹介します。
「いいね」はバレる?安全なアクションの境界線
結論から言うと、2024年の仕様変更で「いいね」欄は他人から見えなくなりました。しかし、ポストの投稿主には「いいね」したことが通知されます。
「いいね」は、投稿主への1対1のシグナルです。不特定多数にはバレませんが、投稿主に「このアカウントは誰だ?」と興味を持たせるリスクはゼロではありません。
私が考える安全な行動は以下の通りです。
- 安全|コンテンツを閲覧するだけ。
- 低リスク|「いいね」する(投稿主には通知がいく)。
- 厳禁|リプライ、リポスト、引用ポスト(「見るだけ」の原則に反する)。
快適なタイムラインを維持する「ミュート」と「検索」
閲覧垢では、ノイズの多いアカウントをフォローする必要はありません。「ミュート」と「検索コマンド」を使いこなすのが賢い方法です。
「ミュートするキーワード」機能を使えば、特定の話題をタイムラインから非表示にできます。
高度な検索コマンドも便利です。
キーワードA -キーワードB|Bを含まないAを検索from:@ユーザー名|特定のユーザーのポストを検索filter:replies|リプライを除外
完璧な匿名プロフィールの作り方
プロフィールは、匿名性を高める最後の仕上げです。個人を推測させる情報は一切排除します。
ユーザー名(@ID)や表示名は、一般的な文字列にします。自分のイニシャルや誕生日は絶対に入れません。
プロフィール写真やヘッダー画像も重要です。自分の写真や、他のSNSで使っている画像は、画像検索で身元が特定されるため危険です。私は著作権フリーの風景写真などを使います。自己紹介欄は空欄が最も安全です。
まとめ|閲覧垢で安全な情報収集を

今回は、知り合いにバレずにXを閲覧するための「閲覧垢」の作り方と設定術を解説しました。作成時のメールアドレス選び、登録時の連絡先非同期、そして「見つけやすさ」設定のオフが特に重要です。
設定を完璧にしても、日々の運用でリプライなどをしてしまえば匿名性は失われます。「見るだけ」に徹することが、安全な情報収集を続ける最大の秘訣です。このガイドを参考に、快適なXライフを送ってください。

