X(旧Twitter)は、ユーザーが自身の考えや情報を気軽に発信できるSNSプラットフォームですが、ツイートの公開範囲については注意が必要です。
フォロワーだけにツイートを見せたい場合や、プライバシーを守りながら利用したいと考えている方は、アカウントを「非公開」に設定するのが最も有効な方法です。
この記事では、Xの非公開アカウントの設定方法、そのメリットやデメリット、注意点について詳しく解説します。
非公開アカウント設定の重要性
Xでアカウントを非公開にすることで、ツイートの公開範囲を制限することができます。非公開に設定されたアカウントのツイートは、承認されたフォロワー以外には表示されなくなるため、特定の人だけに情報を共有したい場合に便利です。
特に次のような場合には非公開設定を検討すると良いでしょう:
- 個人的なツイートを不特定多数に見られたくない
- フォロワーだけと交流したい
- プライバシーを重視し、限定的なコミュニケーションを希望する
アカウントを非公開にすることで、フォロワーの承認権限も自分で管理できるため、より安全で安心した利用が可能になります。
非公開アカウントへの設定方法
非公開アカウントへの設定は、非常にシンプルです。以下の手順に従って設定を進めてください。
プロフィール画面へのアクセス
まずは、Xアプリまたはウェブ版Xにログインし、自分のプロフィール画面に移動します。プロフィール画面では、自分のツイートやフォロワーリストなどが確認できます。
- アプリの下部メニューから「プロフィール」アイコンをタップ(ウェブ版の場合は右上の自分のアイコンをクリック)
- プロフィールページが表示されます
設定とプライバシーのメニューを開く
次に、プロフィール画面の右上にあるメニューアイコン(三本線または歯車のアイコン)をクリックします。このメニューから、アカウントの設定やプライバシー設定にアクセスできます。
- メニューを開いたら「設定とプライバシー」を選択します
- 設定メニューが開きますので、ここからさらに詳細な設定を行っていきます
プライバシー設定の選択
設定メニュー内には様々なオプションがありますが、その中の「プライバシーと安全」を選びます。このセクションでは、ツイートの公開範囲や他のユーザーとのやり取りに関するプライバシー設定をカスタマイズすることが可能です。
非公開アカウントへの変更手順
「プライバシーと安全」セクション内の「アカウントのプライバシー」項目に移動します。この中に「非公開アカウント」というオプションがあります。このスイッチをオンにすることで、アカウントが非公開になり、フォロワー以外のユーザーはあなたのツイートを閲覧できなくなります。
- 「非公開アカウント」スイッチをオンにする
- 確認メッセージが表示される場合は、内容を確認し「OK」または「確認」を選択
フォロワーの承認プロセス
非公開アカウントに設定した後、新たにフォローリクエストが届いた場合、それらのリクエストを手動で承認する必要があります。このプロセスを通じて、信頼できるユーザーのみがあなたのツイートを閲覧できるようになります。
- フォローリクエストが届くと、通知が届きます
- リクエストを確認し、承認するか拒否するかを選択
- 承認したユーザーは、非公開設定後でもあなたのツイートを見られるようになります
すでにフォローしているユーザーについては、非公開設定後も引き続きツイートの閲覧が可能です。
非公開設定前のツイートに関する注意点
非公開アカウントに変更する前に投稿したツイートは、その時点では公開されていたため、既に他のユーザーのタイムラインや検索結果に表示されている可能性があります。
非公開設定後はこれらのツイートは新しいフォロワーには表示されませんが、公開設定時に既に閲覧していたユーザーは、スクリーンショットや他の手段で情報を保存していることもあるかもしれません。
特にセンシティブな内容については、投稿前に公開範囲をしっかり確認することが大切です。
非公開アカウントのメリットとデメリット
非公開アカウントには、多くのメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットも存在します。自分の利用目的に合った設定を選ぶことが重要です。
メリット
- プライバシー保護: 承認されたフォロワー以外はツイートを閲覧できないため、情報が外部に漏れるリスクが低くなります。
- フォロワー管理: フォロワーの承認プロセスを通じて、信頼できる人だけがツイートを見られるようにすることができます。
- 安心感: 非公開設定により、知らない人にツイートを見られる心配がなくなるため、安心して利用できます。
デメリット
- 新しいフォロワーの獲得が難しくなる: 非公開アカウントにすると、他のユーザーがあなたのツイートを見ることができなくなるため、新しいフォロワーを増やすのが難しくなります。
- ツイートの拡散が制限される: 公開アカウントとは異なり、リツイートや引用ツイートを通じてツイートが広がることはありません。
- 外部からの反応が減る: 自分のツイートがフォロワー以外には見えないため、外部のユーザーからの「いいね」やリプライなどの反応が減る可能性があります。
まとめ
X(旧Twitter)でフォローしている人だけにツイートを表示させたい場合、アカウントを「非公開」に設定するのが最も効果的です。この設定により、承認されたフォロワーだけがツイートを閲覧できるため、プライバシーを守りつつ信頼できる人々とだけ情報を共有することができます。
非公開アカウントにはプライバシー保護や安心感といったメリットがありますが、一方で新しいフォロワーの獲得が難しくなるなどのデメリットもあります。自分の目的に合わせて、最適な設定を選び、快適なSNSライフを送りましょう。